はじめに

お知らせ


平成21年度春期情報処理技術者試験のうち、ITパスポート試験、基本情報技術者試験、初級システムアドミニストレータ試験の合格者が、5月26日に発表されました。ITパスポート試験の合格率は、72.9%という非常に高い率となっています。

詳しくはこちらのページをご覧ください。
「平成21年度春期情報処理技術者試験」(ITパスポート試験、基本情報技術者試験、初級システムアドミニストレータ試験)の合格発表について

目次


売上、費用、利益の関係

財務諸表

貸借対照表

損益計算書

棚卸資産の評価(払い出し金額の計算方法)

減価償却

財務分析

ストラテジ系の知識(会計・財務以外)

ITパスポート試験とは


ITパスポート試験とは、経済産業省認定の情報処理技術者試験のひとつであり、2009年4月からスタートした新しい試験です。従来の初級システムアドミニストレータ試験に代わるもっとも基礎的な試験といわれています。受験資格などはなく、誰でも受験できます。

実施要領


試験時間 165分
出題形式 多肢選択式(四肢択一)
出題数 100問
出題分野 3つの分野から出題
・ストラテジ系 35問
・マネジメント系 25問
・テクノロジ系 40問
合格基準
・総合得点で60%以上かつ
・分野別得点が各分野満点の30%以上
試験実施日
・春期(4月第3日曜日)
・秋期(10月第3日曜日)
実施団体 独立行政法人情報処理推進機構

情報処理技術者試験を実施している情報処理推進機構の資料より
「今やIT(情報技術)は我が国の社会基盤になっており、すべての職業人に、ITを活用する能力の向上が求められています。このような状況の下、ITに携わる職業人として誰もが共通に備えておくべき基礎的な知識を測るレベル1の試験として「ITパスポート試験」を新たに創設し、IT人材の裾野を広げ、我が国全体のITの活用能力を高めていくことを目指します。」

ITパスポート試験における会計・財務


情報処理推進機構が公表しているシラバスにおいて、会計・財務は、「ストラテジ系」>「大分類1 企業と法務」>「中分類1 企業活動」 の中の1項目です。

その内容は以下のとおりです。

【目標】
企業活動や経営管理に関する、会計と財務の基本的な考え方を理解する。

【説明】
企業活動や経営管理について、損益分岐点などの会計と財務に関する基本的な用語の意味と考え方を理解し、身近な業務に活用する。

1)売上と利益の関係
利益、粗利益、営業利益、損益分岐点、原価などの用語と考え方を理解する。
 用語例:変動費、固定費、販売量
 活用例:損益分岐点や利益率などの簡単な計算

2)財務諸表の種類と役割
企業における損益計算書などの財務諸表や勘定科目などの種類と役割について理解する。
 用語例:貸借対照表、キャッシュフロー計算書、資産(純資産、流動資産、固定資産、繰延資産、有形資産、無形資産)、負債(流動負債、固定負債)、流動比率、収益性
 活用例:基本的な財務諸表の読み方

リンク集


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